【プリン体が多い食品の特徴】
プリン体が多く含まれる食品にはひとつの特徴があります。
その特徴とは「おいしく感じる」「味がやや強い」という特徴です。
なんだそれ?と思われた方も多いかと思いますが、真面目な話です。
これは、プリン体成分そのものが、味覚の指標となる「旨み成分」でもある為なのです。
ですから、おいしい食べ物を極端に多い摂取すると、その食事はプリン体含有量の多い食事であるケースが多く確認されております。
※味が強い・おいしいと感じる食材はプリン体含有量が多い可能性が高い
プリン体が大きく関与する病気の代表ともいえる疾患に痛風があります。
痛風は俗称「贅沢病」・「帝王病」とも呼ばれることがある主に関節に強い炎症症状を発症する疾患です。
前述したように人間の味覚による判断も馬鹿にはできない指標です。
おいしいな・・・・と感じるものばかり摂取しているとプリン体の偏った食生活になっている可能性があると思っても良いでしょう。
もちろんこれらは、あくまでプリン体のひとつの特徴ですから全てにあてはまる訳ではありません。
実際に味がしっかりしていてもプリン体含有量が極端に少ない食品も多くあります。
しかし、「この食品のプリン体量は多いのかな?」と不安を感じる際は、その食材のおいしさを自分の舌を指標として判別してみるのもひとつの手段です。
カニやエビはおいしいですね。肉やレバーもおいしいですがプリン体含有量は非常に高い食材です。
歴史上の英雄であるアレクサンドロス3世(アレクサンダー大王)、フランス王ルイ14世、神聖ローマ皇帝カール5世などは皆、痛風症状に悩まされた事で知られている英雄です。
プリン体の多いおいしい食品は今も昔も悩みの種。
味覚はプリン体含有量を推測する大きな武器となるのですね。
【豆知識】味覚で含有量の推測はある程度可能
今日あたり痛風発作が出そうかも?
そんな風に感じた時は食品を摂取する前にしっかりと味を吟味して摂取量をコントロールするなど自分なりの対処法を身につけていくことも痛風治療では大切な事です。