ものもらい症状が出てきたため眼科へ行ってみると、診断結果は霰粒腫と呼ばれる疾患。前項では麦粒腫について解説しましたが、このものもらいと非常に類似する目の病気のひとつが、霰粒腫(さいりゅうしゅ)と呼ばれる目の病気です。麦粒腫と霰粒腫。初めて症状を発症したばかりの人はどちらの目の病気かについて区別することはまず出来ません。その為、眼科の診察を受けることなく家に残っていた目薬を使用するのは避けたほうが無難と言えるかもしれません。ここでは麦粒腫(ものもらい)と霰粒腫の違い。そして感染症に感染するメカニズムや感染症にかからないための予防対策について学習していきます。
霰粒腫とは、ものもらいのように、細菌や雑菌の感染によって発症することはありません。
ですから、麦粒腫と霰粒腫(さいりゅうしゅ)の最大の違いは細菌感染症であるかどうか?という点にあります。
感染症原因菌が異なるというのは非常に大きな違いであり特徴と言えるでしょう。
尚、霰粒腫の主な発症原因は、
●瞼板腺
●マイボーム腺
と呼ばれる目の周りの組織が何らかの要因によって詰まってしまう事によって発症する病気です。
霰粒腫の代表的な症状は目のまわり全体に炎症を起こしやすい点がひとつの特徴です。
炎症性の疾患であり目の腫れや赤みなどの症状がものもらいと非常に類似する為、素人判断ではこれらの区別はまず出来ません。
ものもらいの治療を継続しているがなかなか治らない。
このようなケースでは、もしかしたら実は霰粒腫であるのに自己判断で以前使用していた残りのものもらい用の点眼剤を使用しているなどのケースも考えられます。
この様な経緯からも、ものもらいに近い症状が発症してしまった場合は、適切な処置を行うためにも必ず眼科の専門医師の診断を受けることが重要となります。
人は多くの感染症に感染しやすい生物の一種です。私達が細菌に感染すると、熱や炎症、痙攣や筋肉や関節の節々の痛みなどの症状を発症するようになります。
この痛みや炎症などの症状を発症し始めた状態ではじめて感染症に感染したことが確認されることになります。
私たちの身の回りにはたくさんの微生物が存在しており、黄色ブドウ球菌に限らずに多くの細菌がうようよと存在しています。
これらの細菌は全て人体に害をもたらす細菌とは限らず、乳酸菌などの菌類のようにわたしたちの健康を守ってくれる細菌も多く存在しております。
※特有の症状を発症して初めて感染症に感染した事を示す
尚、これだけたくさんの細菌に囲まれた生活の中で、毎日のように感染症を発症しない原因には免疫力の働きが関与しております。
同じ細菌に触れても健康で体調が良く、元気な時には感染症にかからないケースが大半です。
逆に生活習慣の乱れや疲労の蓄積などによって体調管理が上手に出きなかった時などは免疫力が低下し、体は感染症にかかりやすくなってしまいます。
病院でまずは安静にし体力を戻しましょう。と言われた経験はありませんか?
感染症の予防対策で最も基本的な対策は日々の健康管理が一番大切、まずは低下した免疫力を戻していくことが大切であるからなのですね。