眼帯で感染予防は必要? | ものもらい対処法

ものもらい対処法

目の病気ものもらい症状の感染原因、点眼剤治療・処置・治療期間の解説。

◆ものもらいの原因・治療期間の解説(もくじ)

◆眼帯で感染予防は必要?

 ものもらいができてしまった人が眼帯をしているのは良く見かける光景のひとつではないでしょうか?ものもらいは人にうつるからやはり眼帯は必要!もし「ものもらい」や「めばちこ」と呼ばれる目の病気が人にうつる感染症のような病気であると思っているのであればそれは要注意と言えるかもしれません。また早く治す為にも眼帯を利用する!このような考えも治療を誤解して把握している可能性があり先入観によって本来の回復を妨げてしまっているようなケースがあります。ここでは眼帯を使用する目的と眼帯の必要性について学習していきましょう。

◆黄色ブドウ球菌が感染する流れの事例

 ものもらいは、まぶたの表面やまつ毛に繁殖した主に黄色ブドウ球菌と呼ばれる細菌が目の周りの分泌腺や毛穴に感染することで化膿性の炎症をもたらす目の病気です。

 例えば目をこすってしまうような行為で感染を考えてみると、まず目をこする行為の際に手は黄色ブドウ球菌が付着しているまぶたに触れてしまいます。

 そして黄色ブドウ球菌が付着した手で目をこすると、目の周辺にある分泌腺や毛穴に感染します。

 このように、ものもらいの原因菌である黄色ブドウ球菌は自分の手や腕、汗などによって感染する可能性をもつ細菌であることは間違いありません。

◆感染予防の為の眼帯は不要である

 もし我が子がものもらいを発症している場合は、目に触れることがないように眼帯などを使用し、第三者への細菌感染を予防しようと考えるかもしれません。

 しかし、ものもらいは人から人へうつる病気ではありません。

 ですから基本的に眼帯の使用は必要ないのです。

 逆に眼帯の装着によって眼帯に覆われた感染部分は密閉されてしまいます。

 黄色ブドウ球菌などの細菌類は乾燥を嫌いますが、湿り気のある場所は大好きで眼帯に密閉されることで逆に細菌の繁殖を招いてしまう可能性が出てきます。

※ものもらいは第三者へは感染しないため他人への感染を意識して眼帯をする必要はない

◆早く治すなら眼帯はむしろ使用しないほうが良い

 できる限り早く治す為に眼帯を使用するという考えも同様に間違いです。

 早く治したいのであれば、やはり出来る限り細菌が繁殖できない環境を整え、眼科でもらった抗生物質などのお薬やものもらい用の点眼剤の項で解説しているスルファメトキサゾール配合の点眼剤等でしっかり継続的な治療を行しかありません。

 結果的に早期治療を考えた場合は眼帯の使用は避けたほうが良いことになります。

◆社会人は通気性の高い眼帯で対応する場面も

 ものもらいはインフルエンザやアデノウイルスのように、ウイルス性の感染症ではありません。

 基本的に人から人へ感染を起こすことはまずありません。

 子供の場合はものもらいを発症してしまった場合は眼科の診察を受け、自宅看護を継続するようにしましょう。

 尚、社会人の場合は、仕事をどうしても休むことができないケースで目が腫れた状態のまま職場に行くのは気が引ける方もいるでしょう。

 ものもらいは伝染病と認識してしまっている人も多いため、そのまま職場に行くと間接的に避けられることがあるかもしれません。

 本来は眼帯の使用は避けたいところですが、わざわざ感染の仕組みを説明してまわるような人もいないでしょうから、このような場合はできる限り通気性の高い眼帯を使用するなどで対処すると良いでしょう。

◆眼帯を使用する場合はマメな交換を

 職場などでどうしても眼帯を使用しなければいけない場合は、出来る限りこまめに眼帯を交換するようにしましょう。

 ものもらいを発症している目に触れた眼帯には黄色ブドウ球菌が付着するため、付着した眼帯はそのまま感染源となります。

 眼帯はそれほど高価なものでもありませんし、近所のドラッグストアや最近ではコンビニで販売している店舗も見かけます。

 実際に眼帯を使用する期間も一定期間ですから少し多めに購入しておき、こまめに交換するような心がけが大切と言えるでしょう。