WHO世界保健機関によるポリオ根絶宣言 | ポリオ副作用の知識

ポリオ副作用の知識

ポリオワクチン予防接種後の下痢・発熱・食欲不振などの副作用(副反応)症状・不活化ワクチン費用の解説。

◆ポリオの解説(もくじ)

◆WHO世界保健機関によるポリオ根絶宣言

 ポリオワクチンの予防接種を受けることができない子供たちは世界的に見るとまだまだ多くいるのが現状です。国によっては今も尚、ポリオによって毎年多くの方々が亡くなっている現状があります。

◆西暦2000年までに全世界から強毒ポリオウイルスによるウイルス感染麻痺患者をゼロに!

 ポリオウイルスに感染した場合の明確な治療方法では世界的に確立されておりません。
 その為、ポリオでは感染前の予防が最も重要視され世界的規模においてもWHO世界保健機関がポリオウイルスを地球上から「絶滅」するために
●ポリオ根絶宣言
を1988年に提唱しております。
 ポリオの予防接種は、日本においては1950年代から一般的に認識されはじめており実際に予防接種も行われておりました。
 しかし、世界規模での感染の可能性を持つポリオの予防接種を行えている国は当時はほとんどありませんでした。
 そこでWHO世界保健機関が西暦2000年までに、全世界から
●強毒ポリオウイルス(野生株)
 によるウイルス感染麻痺患者を「ゼロ」にしようという決議案を1988年に採択しました。
この活動は2000年を過ぎた今も尚継続されておりますが、これがポリオ根絶宣言の提唱した時代的な背景となります。

◆具体的な期間目標を掲げた宣言内容

 ポリオ根絶宣言の具体的な趣旨としては
●野生株によるウイルス感染患者を3年間以上継続してゼロにする
 という具体的な趣旨があげられております。
 これは逆に言えば、野生株ではなくウイルス株による感染患者は考慮しないという事になります。
 ポリオは、仮にウイルスに感染していたとしても、その90%以上は、ポリオ特有の麻痺症状を発症する事が無いと言われております。
 これは、進入してきたウイルスに対し、体内で抗体が自然に作られ免疫力を高めて対応できてしまうケースが多くある為です。

ポリオ根絶宣言とは?=2000年までに野生株によるウイルス感染患者を3年間以上継続してゼロにする目標を掲げた取り組み(現在も活動は継続されている)

◆感染していても症状が現れないケースが大半

 このように、ウイルス感染はしていてもポリオ特有の症状を発症をしない状態を
●不顕性感染
 と呼んでおります。
 実際に症状を発症する人の割合は1%~数%程度の割合でしかないのです。
 ですから野生株が原因によるウイルス性麻痺患者が仮に一人確認された場合、症状が出ないままで感染している不顕性感染は90人~100人程度存在する可能性があるとも考えられます。
 予防接種などが十分に行き届かない国では、この不顕性感染患者から、予防接種を受ける事ができず免疫力を持たない人が感染する可能性を常に持つ事になるのです。
 ですから、ポリオウイルスの根絶には、わずか一人でもウイルス感染者が出ては達成できないという事になります。
 全世界での達成目標でもあるため壮大な計画であり実際はまだまだ時間がかかるかもしれませんが、このような背景からポリオワクチンの支援活動などが積極的に行われているの現状があることを覚えておくことも大切ですね。