ポリオ副作用の知識

ポリオワクチン予防接種後の下痢・発熱・食欲不振などの副作用(副反応)症状・不活化ワクチン費用の解説。

◆ポリオの解説(もくじ)

◆ポリオウイルスの感染経路は糞便・唾液

ポリオウィルスは子供や乳幼児の糞便や唾液などが最大の感染経路であることがわかりはじめております。1960年代に大流行したポリオ集団感染の際も、やはりまず免疫力の弱い乳幼児がウィルス感染をし、おむつ交換などの際に大人へ感染し拡大していった可能性が高いとされております。

◆1960年代のポリオ集団感染の歴史

 ポリオウイルスは非常に感染力の高いウイルスとして知られております。
 日本における集団感染の歴史では、1960年代の前半に日本全国でポリオの集団感染が流行した時代背景があるのは大変有名な話です。
 1960年代に流行したポリオの集団感染は大きな社会問題ともなったため、その後予防接種が義務化されれるようになり、その後はポリオワクチンによる予防接種の効果が徐々に出始め1972年以降からは日本では「野生株ウイルス」によるポリオ感染は現在まで確認されておりません。
 この歴史的背景からも解る通りポリオウイルスの感染対策は予防接種が非常に有効な手段であることが伺えます。

【ポリオウィルスの特徴】
★ポリオウイルスは感染力が高く集団感染に繋がる可能性を持つ
★予防接種によりほぼ100%近く予防対策が可能(但しワクチン関連麻痺性ポリオVAPPは多くの発症が確認されている)

◆感染経路は乳幼児の糞便や唾液

 ポリオの感染経路は基本的に
●感染者の糞便
●唾液などの咽頭分泌液
 から感染を起こすことが確認されております。
 1960年代初頭のポリオ集団感染に発展した原因の背景としては、この時代は免疫の弱い乳幼児が多くポリオに感染しやすい状態であった事が原因にあると考えられております。
 親がおむつの交換などの際に既にポリオウィルスに感染している乳幼児の糞便に触れてしまう事によって、子供から親への親子間の感染経路ができてしまう為、乳幼児から大人まで幅広い年齢層の集団感染に繋がってしまった可能性が検討されるのですね。
 尚、ポリオに感染した乳幼児は小児麻痺を発症するケースもあり、ポリオは恐ろしいウィルス感染症として早急の対応が必要となったことも予防接種の浸透に影響を与えました。