男性の頻尿症状を改善させる働きをもつ成分としてノコギリヤシと呼ばれる成分が注目を集めております。このノコギリヤシとは一体なにものなのでしょうか?この成分がどのように働くのか?本当に効果があるのか?その仕組みとメカニズムを見てみましょう。
【注目を集める漢方薬】
男性の頻尿症状や前立腺肥大症を改善する効果を発揮するものとして注目を集めているものに漢方薬があります。
漢方薬は植物性由来成分で配合され、東洋医学の治療薬として様々な製品がありますが頻尿症状の対策に効果がある漢方薬にノコギリヤシを配合する製品があります。
このノコギリヤシが何故頻尿症の改善に効果があるのか?
この疑問は前項の高齢者に多い前立腺肥大症の項でも解説しましたが、2つある前立腺の内の内線と呼ばれる前立腺の肥大をもたらすジヒドロテストステロン(DHT)が関係しております。
前立腺は男性ホルモンであるテストステロンを多く取り込み生殖機能の働きを活性化させますが、このテストステロンは環境やステレスによってDHTへ変化する性質をもっております。
DHTへ変化したテストステロンは前立腺の肥大をもたらし尿道を圧迫し始めることになりますが、このDHTの産生そのものを抑制する働きをもつ成分がノコギリヤシ成分なのです。
このDHT産生の抑制効果が大きな注目を集め、今では製薬会社から夜間頻尿を改善する漢方薬として多くの製品が商品化されております。