チアノーゼを発症している状態で動脈血酸素飽和度を確認すると数値が大きく低下しているケースが多くあります。
その為、喘息の発作が発症した際に病院へ行くと病院の診察を受ける前に決まってパルスオキシメーターによる酸素飽和度の測定が行われるはずです。
パルスオキシメーターに関しては持病として喘息…
◆酸素飽和度が94%~91%もしくは90%を下回るケース(⇒続きを見る)
喘息発作が発症している状態では酸素飽和度が94%~91%もしくは90%台を下回るケースも多々あります。
90%台の前半の数値を示すケースではすでにやや苦しい状態であると考えても良いでしょう。
もし80%台まで低下している場合は、酸素吸入を行いながらすぐにかかりつけの病院か、もしくは深夜の場合は救急外来へ行くことが大切です。
夜中に強い喘息発作が出ると慌ててしまうこともありますが、まずは救急外来へ電話連絡…
◆酸素飽和度数値が90%台の前半の数値を示すケース(⇒続きを見る)
顔色が悪いと言われるような状態。
いわゆる顔から血の気が引いているような血色の悪い状態はチアノーゼによるものであるケースが多くあります。
この血色が悪くやや青白い顔色になってくる状態は赤色の色素成分を持つヘモグロビンが不足している状態であることを意味します。
前項でも解説した通り顔色が良い、血色が良いなどと言われる原因は文字通り血清中に酸素と結合したヘモグロビンが多く含有されている状態である為なのですね。
※血色が悪い時はヘモグロビン濃度が減少している事を示している
その為、チアノーゼ発症時は適切な対処を行い体内の酸素濃度…
◆顔色の変化・血色の良し悪しも状態を把握するひとつの指標となる(⇒続きを見る)
チアノーゼ症状を発症している段階は既に酸素飽和度が一定レベルを下回っている状態であることが想定されます。
では、このチアノーゼと呼ばれる症状はどのような状態の事を意味しているのでしょうか?
具体的にはチアノーゼとは、皮膚の表層部の色素が青紫色に変色した状態で現れる皮膚疾患のことを指します。
皮膚の表面上に現れることから目視でも容易に確認ができることがチアノーゼ…
◆チアノーゼの発症原因はヘモグロビンの血中濃度が減少することが原因(⇒続きを見る)
ヘモグロビンは赤色の色素成分をもつ「ヘム」を構成している血液成分です。
ヘムに関しては「ヘム鉄」「非ヘム鉄」という言葉で耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか?
お母さんであれば毎日の栄養管理の際に栄養成分表などを持っている方も多いと思うので鉄分を多く含む食材の項目ページがあればチェックしてみて下さい。
喘息発作によってヘモグロビンの血中濃度が低下すると赤色の色素成分が減少…
◆ヘモグロビンとチアノーゼの関連性(⇒続きを見る)