太ももや脹脛(ふくらはぎ)のむくみはスカートを履くことの多い女性にとっては大きな悩みの種の一つでもあります。しかしこの浮腫み症状は何故太ももや脹脛などの下肢に集中して発生するのでしょうか?ここでは浮腫が下半身に多く発症する原因について確認していきます。
【足が浮腫みやすい原因とは?】
足や脹脛(ふくらはぎ)のむくみ症状は一度は体験されたことがある方も多いかと思います。
足は人体の器官の中でも最も浮腫が発生しやすい部位です。
その要因はごく単純に重力の作用を受けるため。
ヒトは2足歩行動物です。重力のある地球上で生活している限り足のむくみが発生しやすいことはしかたのないことなのです。
浮腫かどうかどうもわからないなぁ。
このように浮腫の見極めが難しいケースでは一度、太ももやふくらはぎなどむくみが生じている部分を指で押してみましょう。
押した部分の皮膚の戻りが遅い。
もしくは戻らないような場合は、既に浮腫が発生している可能性が高くなります。
また、場合によっては腎機能障害に関しても既に進行段階にある可能性も検討されることになります。
但し、立ち仕事などで疲労が蓄積し、一時的に血液の流れが低下することによって生じる浮腫みもあるので足の浮腫みに関しては一概に腎臓の機能障害だけを疑うことは出来ません。
ここでは腎機能障害の可能性もあるという認識の範囲で把握しておいて良いと思います。
足の浮腫み症状の自覚症状としては
☆靴が突然きつくなった
☆履いていた靴下のゴムの部分にゴムの跡が皮膚上に残る
☆座っていた部位がへこんだままもとになかなか戻らない
などの自覚症状があげられます。
足の浮腫に関しては足を心臓部分より高い場所においておくことである程度症状を緩和させることが出来ます。
これは心臓から送り出される血液が足の末端まで送り届けられ、足から心臓へ血液を戻す際に足より心臓の部位を下げておくことで重力の働きによって勢い良く血液が心臓に戻ってくる為です。
一時的にむくみ症状を緩和する際には心臓よりも高い位置に患部を置く。
これは簡易的な対処法ですが、本質的な問題解決はやはりしっかりと原因を解明しなくてはいけないことになります。