腱鞘炎(ばね指)の治し方

女性に圧倒的に多い腱鞘炎・ばね指の発生原因・発症してしまった場合の処置方法、完治までにかかる治療期間の目安を解説。

◆腱鞘炎(ばね指)の治し方の解説(もくじ)

◆女性や子供に多い?ばね指症状の主な特徴

 指関節を曲げようとすると引っかかるように指が弾ける症状がばね指の特徴。女性の大人に多いと言われておりますがピアノを弾く子供など幅広い年代で症状を発症する可能性をもつ腱鞘炎であるばね指の主な症状の特徴を確認します。

【ばね指とはどんな病気?】

 ばね指とは、指の関節に生じる障害のひとつで、
・スプリングフィンガー
・弾撥指(だんぱつし)
 とも呼ばれる、指が文字通りバネのように弾ける症状を引きおこす指関節の病気のひとつです。

 ばね指は指の関節の動作に関与する「腱」に炎症などの異常が生じる事が主な原因となって発生します。

 腱組織に炎症を招く病気には様々な病気がありますが、ばね指では異常を生じている関節に炎症を伴うケースが多い事から
・腱鞘炎(けんしょうえん)
 のひとつの種類として位置づけられているのが現状です。

 尚、ばね指は様々な名称で呼ばれますが、医学的な正式名称においては
・狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)
 と呼ばれております。
※ドケルバン病も同意

◆ばね指の主な症状について

 ばね指の症状についてチェックしていきましょう。
 まずばね指は、指にある腱の中でも「指を曲げる動作」に関与する「屈筋腱(くっきんけん)」と呼ばれる腱組織の指関節の可動部分に初期症状を発症します。

 ばね指の症状は、その名前の由来の通り、指がバネのように「ビーン!」と張る症状が最大の特徴です。

 この症状は腱の内部に炎症を発症し、その炎症部位に発生した「結節」が実際にひっかかる事が原因です。

 尚、症状の経過に関しては、一定の規則はなく個人差がとても大きくなります。
 初期症状を確認後、数年経過後に強い痛みが出てくるケースなどもあるのがばね指腱鞘炎の大きな特徴と言えます。