しもやけ症状の知識

赤ちゃん・子供に多い「しもやけ」の代表的な3つの症状の特徴、凍瘡の発症原因・治し方の解説。

◆しもやけ症状の解説(もくじ)

◆しもやけの代表的な3つの症状・赤ちゃん・子供に多く発症する理由について

北海道などの寒い地域に住んでいる方のしもやけのイメージ。対して、関東地域や関西、九州にお住まいの方々のしもやけのイメージとは異なるかもしれません。一般的にイメージされている「しもやけ」とは、手足が真っ赤になって痛くなってくるようなぼんやりとしたイメージではないでしょうか?子供の頃に公園で夕方まで遊んでいると手が少しずつかじかんできた経験をお持ちの方は多いと思います。指が上手に動かなくなるような感覚です。そのうちに手はだんだん痛くなってきて、服の袖で手を覆うようにして指先をこすりながらおうちに帰っていく。こんな感じの症状を「しもやけ」と呼ぶのかな?そんなイメージが大半であると思います。しかし実際は思っていた症状とは異なる部分が多い凍瘡に分類される疾患のひとつです。(凍傷とは異なる)ここでは赤ちゃんや子供に多く見られるしもやけの具体的な症状や対処法について確認していきます。

◆赤ちゃん・子供はしもやけになりやすい?

 赤ちゃんは裸足が一番!
 まだ土踏まずも何もできていない赤ちゃんの足はぷよぷよとしていて柔らかくとてもかわいらしい足の形状をしております。
 家の中ではどの家庭でも赤ちゃんは裸足でいることが多いのではないでしょうか?
 乳幼児期〜幼少期にかけて裸足で過ごす事は実は足のアライメント構造の正常な発育に優良な効果をもたらすことが確認されております。
 裸足で過ごすことで様々な神経器官や筋肉の成長を促すことが解ってきている為です。
 しかし赤ちゃんや子供は大人よりも寒暖の変化に敏感に反応する特徴を持っており寒い日にしもやけ症状を発症してしまう可能性が高い事も把握しておくべきポイントです。
 特にしもやけは足の指先などの末端部分に発症しやすい特徴があり、また季節の変わり目などの温度差がある時に特に多く発症する傾向が見られることも解り始めております。

◆しもやけの代表的な3つの症状の特徴

 しもやけは前述したようになんとなくイメージ的に赤く腫れていたり、指がかじかんでいるようなイメージ的な疾患として把握している方が多いかと思います。
 ここではまず「しもやけの基本的な知識」について確認しておきましょう。
 まずしもやけとは、正式名称では「凍瘡(とうそう)」と呼ばれる疾患にあたります。
  凍瘡とは皮膚下組織の血管に障害が発生している状態を指し、皮膚病に分類される疾患です。(凍傷とは異なる)

※しもやけ=凍瘡(血管障害を伴う皮膚病の一種)

 またしもやけを発症した際に見られる代表的な症状には以下の3つの症状があります。

【しもやけの代表的な3つの症状の特徴】
★しもやけの患部は炎症が発生している
★足の指や手の指など末端組織に発症しやすい
★温度差がある時に発症しやすい

 患部の炎症については見た目にも赤っぽく腫れてくることから目視でも確認できるためイメージしやすい部分です。
 特にアトピー性皮膚炎を持病でお持ちのお子様の場合は元々肌が敏感で弱い部分もあることからこの腫れが大きくなることがあります。
 また寒い日など指先から痛くなる経験はだれもが経験していると思いますから末端部に発症しやすい傾向についても容易に想像できると範囲です。
 そして最後の温度差は季節の変わり目、特に真冬よりも秋から冬に入る時期や、春先にしもやけを発症しやすいという特徴があります。

◆しもやけを発症すると腫れとともに強いかゆみが出てくる

 では続いて、しもやけの基本的な症状について見てみましょう。
 しもやけを発症している患部には腫れのような皮膚障害がまず確認されるようになります。
 この腫れが確認される段階で「しもやけかな?」と気づく方も多いはずです。
 赤ちゃんの場合は、足の指先から甲部分にかけてちょっと赤く腫れてくる感じです。
 また、赤みを帯びてくると共にかゆみも強く出てくるのがしもやけの特徴でもあります。
 赤ちゃんがかゆみを感じているかどうかはなかなかわかりませんが、泣き止まなかったり、お昼寝をなかなかしない時は足に違和感を感じている合図ともとれます。
 前述したように足が赤らんでいるなどの炎症症状が足や手の指先〜甲部分に見られ、温度差が高い日であった場合はしもやけの前兆、もしくは既に発症している可能性が検討されます。
 この場合は後述する対処法や、痒み止めの塗り薬などで対処していく事になります。

◆なぜ赤ちゃんはしもやけになりやすいの?

 赤ちゃんに発症するしもやけは珍しいことではありません。
 これは、赤ちゃんが新陳代謝が活発であることが原因にあります。
 赤ちゃんは1日に意外にも大量の汗をかいております。
 これはまさしく新陳代謝が活発な証拠です。
 ご存知のように汗が多くなると汗が気化する際にその部分の温度が下がります。
 ですから多く汗をかく手足は特に温度が下がりやすくなってしまうのです。
 多汗症と呼ばれる疾患がありますが、多汗症患者の方はしもやけになりやすい傾向にあると言われております。
 この理由も文字通り汗を多くかくことから体温を奪われやすくなっていることが原因にあります。
 赤ちゃんや子供にしもやけが発症しやすい原因は優れた新陳代謝能力が関与しているのですね。

◆頻繁にしもやけ症状が出る場合は遺伝の可能性も

 ごく僅かのケースではありますが、しもやけ症状を頻繁に繰り返し発症してしまうような場合。このような場合は遺伝的な要因も確認する必要があります。
 これは、「静脈循環障害」と呼ばれる病気が発症要因となっている可能性が検討されるためです。
 静脈循環障害は遺伝性のある先天性障害のひとつです。
 先天性とは生まれつきもっている障害を示しますが、凍瘡は血管障害を伴う皮膚病であると前述した通り、この血管部分の循環が正常に機能しない為に、しもやけに近い血管障害症状を発症してしまっている可能性があるのです。
 静脈循環障害はしもやけ以外にも様々な疾患の要因となる疾患でもありますので、もしあまりにも頻繁にしもやけ症状を発症する場合は念のため病院の診察を受けることが大切です。