ポリオ副作用の知識

ポリオワクチン予防接種後の下痢・発熱・食欲不振などの副作用(副反応)症状・不活化ワクチン費用の解説。

◆ポリオの解説(もくじ)

◆昭和50年・51年・52年生まれの追加予防接種

 昭和50年・51年・52年生まれの追加予防接種が必要となった理由には過去に行われた三種混合ワクチンによる死亡事故によって不信が相次ぎポリオの接種率が低下してしまったという時代背景があります。ではもし追加で予防接種を受けなかった場合にはどのようなリスクがあるのでしょうか?義務化されている制度でもない為、まだ追加で接種を受けていない人も多くいるはずです。

◆予防接種の事故からポリオ接種率が低下

 昭和50年、51年、52年生まれの方は、保健所からポリオワクチンを追加予防接種のご案内状が届いた経験があるかと思います。
 これは、この昭和50年〜52年生まれで2回以上の予防接種を受けた方が全体の
●約66%
 と極端に予防接種率が低い事が原因です。
 ポリオの予防接種では必ず2回以上の予防接種を実施する事になっております。
 しかし昭和49年に、ジフテリア・百日咳・破傷風の三種混合ワクチンを接種した子どもが百日咳ワクチンによって死亡するという悲しい事故が発生してしまいました。
 そしてこの事故がきっかけで、ワクチンに対する不信感が急速に高まり、ポリオワクチンの予防接種を受ける方も激減してしまったのがその原因の背景にあります。

※三種混合ワクチンの接種による事故によってポリオワクチンの予防接種率が低下した年代が50年・51年・52年組にあたる

◆最低でも2回以上の予防接種を受けないと全ての型の免疫が構築されない

 ポリオは3種類の型が存在し、その全ての型に対する免疫を構築していなければいけません。
 この3種類(T型・U型・V型)の全ての型の免疫を構築するためにはポリオワクチンの予防接種を最低でも2回以上受ける必要があります。
 その為、この予防接種率が極端に低下している
●昭和50年〜52年生まれの方
 に対しては、ポリオ予防接種を追加で受ける事を促しているのです。
 但し、これはあくまで回数が少ない可能性があるということであり、もちろんしっかりと予防接種を受けている方も多くいらっしゃいます。
 その為、実際に該当する年代の方へ保健所から送られてくる用紙にも、「予防接種の回数が足りない可能性があります」という旨が書かれているだけで、追加の予防接種が義務化されているわけではありません。

※原則としてポリオは3種類全ての型の免疫を構築する必要がある

◆予防接種を追加で受ける場合の費用

 ポリオの予防接種を追加で行う場合の価格・費用については、基本的に一律に定められた価格はありません。
 その為、市町村の条例などによって金額が異なるケースも存在しました。
 予防接種自体は医師の資格があれば誰でもワクチン接種を行うことは可能ですが、現在は集団接種として認定されており保健所や保健センターで公費によって賄われております。
 ですから、実質ポリオの生ワクチンの接種費用は無料となっております。※不活化ポリオワクチンは公費対象となっておらずワクチン費用がかかります
 また、前述した昭和50年〜52年生まれの方の追加予防接種に関しても、予防接種の料金は無料で行っている市町村が大半です。
 あなたの周りに昭和50年・51年・52年産まれの方はいませんか?
 もしいるようでしたら追加の予防接種を受けたかどうか確認してあげて下さい。
 義務化されていない為、ついつい後回しにしたまま忘れてしまっている方も多いかもしれません。
 干支で言えば兎・龍(辰)・蛇(巳)にあたります。