チアノーゼ・喘息発作の対処法

喘息発作・チアノーゼ症状発症時の応急処置・対処の手順

◆喘息発作・チアノーゼ症状の応急処置・対処の手順(もくじ)

◆酸素飽和度が94%〜91%もしくは90%を下回るケース

 チアノーゼを発症している状態で動脈血酸素飽和度を確認すると数値が大きく低下しているケースが多くあります。その為、喘息の発作が発症した際に病院へ行くと病院の診察を受ける前にまずパルスオキシメーターによる酸素飽和度の測定が行われるはずです。喘息発作発生時はこの酸素飽和度の数値が重要な指標となります。

◆酸素飽和度が平均値を下回るケース

 チアノーゼ症状を発症している場合、ほぼ間違いなく体内の酸素飽和度は平均値を下回る数値となっているはずです。

 この酸素飽和度の測定を行う際に使用される医療用測定器がパルスオキシメーターです。

 パルスオキシメーターに関しては持病として喘息を持っている方であれば、自宅用にもひとつは測定器を持っている方も多いかもしれません。

 パルスオキシメーターは指先にはめ込むだけで体内の酸素飽和度を測定できることから、なかなかじっとしていられない子どもや乳幼児などでも比較的容易に体内の酸素状態の計測が可能な医療器具です。

 喘息を持病として持っている場合、酸素飽和度の定期的な測定はチアノーゼの発症の有無に関わらず非常に重要で喘息発作の前触れを把握できたり、自分から息苦しさを訴える事ができない乳幼児の状態の確認には便利な指標となります。

◆酸素飽和度数値が90%台の前半の数値を示すケース

 喘息発作が発症している状態では酸素飽和度が94%〜91%もしくは90%台を下回るケースも多々あります。

 90%台の前半の数値を示すケースでは本人の自覚症状としては既に呼吸がままならない息苦しい状態であると考えても良いでしょう。

 もし自宅で発作が発生し酸素飽和度数値が80%台まで低下しているような場合は、酸素吸入を行いながらすぐにかかりつけの病院か、もしくは深夜の場合は救急外来へ行くことが大切です。

 台風の前夜など気圧の大きな変化が起こる日は喘息発作が起こりやすいと言われておりますが、もし夜中に強い喘息発作が出ても慌てずに冷静に対処することが大切です。明らかに数値の低下が見られる場合はまず救急外来へ電話連絡を入れましょう。

 尚、救急外来へ行く際に保険証を忘れると全額負担となるので保険証は必ず忘れないで下さいね。

※喘息を持病としてお持ちのお子様がいる場合は健康保険証・お薬手帳・酸素吸入器をひとつのケース袋などにまとめておくと便利です。

◆顔色の変化・血色の良し悪しも状態を把握するひとつの指標となる

 顔色が悪いと言われるような状態。
 いわゆる顔から血の気が引いているような血色の悪い状態は酸素欠乏状態であるチアノーゼ症状によって血色が低下しているケースも多くあるものです。

 この血色が悪くやや青白い顔色になってくる状態は赤色の色素成分を持つヘモグロビンが不足している状態であることを意味します。

 前項でも解説した通り顔色が良い、血色が良いなどと言われる原因は文字通り血清中に酸素と結合したヘモグロビンが多く含有されている状態である為なのですね。

※血色が悪い時はヘモグロビン濃度が減少している事を示している

 その為、チアノーゼ発症時は適切な対処を行い体内の酸素濃度を高める事が最重要となります。

 発作時に酸素吸入器などを使用するのは、まず血中内の酸素濃度を回復させることが目的です。

 この際、体内の酸素濃度の割合を把握するために酸素飽和度が重要な指標となっているのですね。