骨密度検診・検査の知識

骨密度・骨量の平均値、骨粗鬆症の骨密度測定検査の方法、骨密度を上げる方法の解説。

◆骨密度検診・検査の解説(もくじ)

◆骨量測定を行う検査機関・検査内容

骨密度測定が行われる最大の目的はやはり骨粗しょう症に関連する骨の疾患を把握することが最大の目的にあります。ここでは定期的に骨量測定を行う目的と公的機関などで行われる骨密度測定検査の検査内容について確認します。

◆骨量測定検査を定期的に行う重要性

 人間の骨量は、個人差はありますが基本的に20代までは徐々に高まり、その後徐々に低下していきます。

 骨粗鬆症は、前項でも解説したとおり、発症後に治す事は非常に難しい疾患です。

 そして、なおかつ自覚症状の確認しづらい疾患でもあるのです。

 骨粗鬆症が発見される多くのケースは、実際に骨折などをして病院で発見するケース。

 そして骨量検査によって疾患の可能性を発見するケースが大半です。

 骨量検査を定期的に行うことで現在の自分の骨量を把握し、常に予防と対策を行っていくことが重要です。

◆骨量測定検査はどこで行うの?

 骨量測定検査は、民間の医療機関でも測定用の機器を用意している病院も多いので、これらの病院で簡単に検査を受けることが可能です。

 尚、骨量測定検査は

★保健センター
★保健所

 などの地域にある行政機関でも行っております。

 現在、日本では40代~70代の各年代の節目ごとに「公的な骨量検診」を行っているので、これらの検診も積極的に受けるようにしましょう。
※公的検診の実施についてはご自信がお住まいの地域の管轄の保健センター、保健所に連絡をとると詳しく教えてもらう事ができます。

◆公的機関の骨密度検査内容

 公的機関で行われる検査は、一般的な機械による骨量測定に加えて「生活習慣のチェック」を行う問診表の記入などです。

 これは、骨粗鬆症の可能性がある場合、骨粗鬆症は生活習慣病として位置づけられているためです。

 この他にも、専門の栄養士が質問などを行い、その内容も加味していくケースもあります。

 尚、検査結果は後日、郵送で送られてきます。

 検査結果の内容で、骨粗鬆症と診断された場合は、医療機関などで治療を行っていくことになります。

 この場合、民間の専門医療機関などの紹介をしてもらえるケースもあるので、もし対象となってしまった場合は必ず確認してみましょう。