食事療法や薬物療法による痛風治療を実践する前に幾つかの覚えておきたいポイントをチェックしておきましょう。サウナが治療に良いって本当?早食いやドカ食いは何故駄目なの?痛風治療のポイントをおさらいします。
痛風の治療のポイントはやはり前項でも解説した体内の尿酸をしっかり排泄させることです。
その為には、あまりにも多くの食事を一度に摂取するような行為、いわゆる「ドカ食い」などは絶対に避けなければいけません。
これは食べ物の細胞の核をなすプリン体が体内に過度に蓄積されると、プリン体の分解作用が過剰に働き尿酸が急激に増加してしまうためです。
仕事の合間を縫って短時間で食事をしなければいけないケースなどでもやはり「ドカ食い」や「早食い」はやめなければいけないのです。
食事療法のポイントは食事を小分けにしてあげることが大切です。
そして、尿酸の排泄割合の約25%を占める便と汗。
中でも汗からも尿酸が排泄される点を見逃してはいけません。
尿に比べると僅かな割合だとしても、しっかり尿酸をコントロールするには適量の汗を出す事も必要なのですね。
汗をかくのに最も適しているのはやはり運動です。
よくダイエットでサウナを利用する人がいます。
サウナは水分を大量に対外へ放出し、体の新陳代謝を高める役割があることが知られております。
しかし、失った水分はしっかり補給する事が大切です。
またカロリー消費は思っているよりも少ないのでサウナだけでダイエットは現実的には達成できません。
しかし、痛風治療に関してはサウナの効果は高いと言えます。
これは、ただ単純に汗をかくだけでも尿酸を対外へ放出する作用が働く為です。
直接的なダイエット効果とはならなくとも、尿酸を排泄する流れを構築するにはサウナは効果的です。
このように汗を出す習慣を作る事も痛風治療の基本として大切な事なのです。