痛風を発症している事が確認された場合は早期に治療を開始する必要があります。治療の基本は2種類の治療法を平行して行うこと。但しプリン体制限食などの食事療法を開始する場合は一度本当に必要かどうかを確認しておきましょう。
痛風を発症してしまった場合の具体的な治療方法を確認していきます。
痛風治療の基本はまず2種類の治療法から治療を進めていく方法が基本です。
まずひとつ目の治療法は、食事の改善による食事療法と呼ばれる治療法で、最もオーソドックスな方法です。
これは痛風疾患の根本的な治療法であり、痛風患者は必ずこの食事療法を実践しなければいけません。
そしてもうひとつの治療法が薬物療法です。
薬物療法とは文字通り、薬を使用して炎症や尿酸値をコントロールする治療法です。
基本的には、双方の治療法を平行して行なっていくのが痛風治療の基本となります。
痛風の治療を開始すると必ずと言って良いほど一度は耳にする言葉のひとつにプリン体があります。
痛風と言えばプリン体を減らす!などと思われているほど痛風とプリン体は関連が深いと考えられていたのも事実です。
しかし、現代医学では、痛風とプリン体の関連性は非常に低いという事も徐々にわかりはじめてきております。
確かにプリン体が与える影響はゼロではありません。
しかし、世間で騒がれているほどプリン体が痛風発症に与える影響は少ないという事です。
ですから「プリン体制限食」などと一時期流行した食事療法は現在では適切な食事療法であるとは言えません。
そもそもプリン体という物質は、食事から取り入れられる量は僅かな量です。
そして、プリン体の大半は体内で製造されています。
これは食事から摂取する量をはるかにしのぐ量なのです。